プログラミング学習と言えば今一番流行しているのがプログラミングスクール、次いでオンライン学習ですよね。私も長年かけて「スクールに問い合わせ・足を運ぶ」「オンライン講座の独学学習」「本での学習」など色々試してきましたので、どの学習方法が一番効率が良いか検証してまとめました。
プログラミングスクールに沢山問い合わせ・大学院の先生にも話を聞いてみた
まず最初に気になった学習方法が実際にプログラミングスクールや大学院・専門学校に行って学ぶ、という方法です。その場で先生やプロに質問できるので効率的に学習できると思ったのが理由です。
よく聞くプログラミングスクールだと、TechAcademyなどがあります。また、Winスクール・Human Academy(ヒューマンアカデミー)にも問い合わせをしました。
Winスクールは、会社員(雇用保険被保険者)の場合、給付金(教育訓練給付制度)が支給される場合があります。
学べる内容は、Webデザイン・グラフィック・Java・C言語・CCNA・Linux・LPIC・アプリ開発(Android・iPhone・Java・Photoshop CC)等です。問い合わせしたところ、学習内容と予算のプランが掲載された資料が郵送されてきました。
それ以上の電話などでの勧誘はありませんでしたので、Winスクールはとても好印象でした。
Human Academy(ヒューマンアカデミー)についてですが、こちらは残念ながら電話とSMSでの勧誘の回数が多く、おすすめできないと思いました。
資料請求をしたところ、資料が郵送で届く前に数回の電話勧誘がありました。また、資料にも学習プランや料金プランが掲載されていなかったので、内容がよくわかりませんでした。
とにかく、「一度スクールに足を運んでから説明する」という体制のようでした。その後もSMSでの勧誘が続き、「これ以上SMSを送らないでくだい」と頼んでも、数か月後には別の担当者からSMSが送信されてくる始末で、正直言ってヒューマンアカデミーの場合、資料請求自体おすすめできないと思いました。
また、「専門学校や大学院で学ぶのはどうだろう」と思い、専門学校のオープンキャンパス時に足を運んでみました。どうやら専門学校は高校を卒業してすぐの学生を募集していたようで、大人が行くのは場違いとなってしまい少々恥ずかしかったです。
ですが、専門学校の担当の先生が大学院の先生で、2時間以上話をしてくださったので、これからの将来性や可能性について詳しく話を伺うことができました。
担当の大学院の先生はICT専門ということで、発展途上国の渋滞状況などを調査しているということでした。また、別に個人でも事業をされていて上手く軌道にのっているとのことで、プログラミングを続けることの将来性を感じました。
実際に大学院へ行くとなると、2年間のコミットメントと学費・時間がかかりますので、大学院については一旦保留となりました。
プログラミングスクールを選ぶポイントとして、実際に通える範囲・予算内のスクールであることと、学びたい内容と合致していることが一番大切ではないでしょうか。
セミナー参加はどう?WordCampに出席したら面白くてモチベーションアップした
実際のプログラミング学習だけではなく、業界のことを知るのにWordCampなどのセミナーへの参加はとても良かったです。
WordCampといえば、WordPressのコミュニティが世界中で行っているセミナーなのですが、ふと検索してみると、大阪で近日開催されることを知り、検索してから2日後にはセミナーへ参加していました。
WordCampではWordPressの話題だけではなく、サーバーの話を聞くことができたり(さくらインターネット・Xサーバーで仕事している方が講師)、WordPressの有料テーマを開発・本の出版をしている方のセッション、HP制作の予算の話(受注側としての話でしたが発注側にも参考になる)など、セッション内容が多岐にわたっていました。
また、スポンサー企業のブースを周って、どんな企業がどんなサービスを提供しているのか知るきっかけになりました。
私自身はWordPressを利用する側で、自分でPHPを使った作業を行うわけではないのですが、これからの学習にとても参考になり、何よりどのセッションも楽しかったです。
プログラミングのスクールに通うとしても独学するとしても、時には別分野のリアルなセミナーやセッションに参加するのもおすすめです。
オンライン学習のUdemyに戻ってくる。独学で学んで質問はできる?わからないところがあったらどう解決する?
プログラミング学習に話を戻すと、最終的に2016年に少しスタートしかけていたUdemy(オンライン学習講座)に戻ってきました。現在、世界最大級のオンライン学習サイトとなっていて、日本ではベネッセが運営しています。
プログラミングだけではなく、ありとあらゆることをオンラインで学ぶことができます。
Udemyに戻るにあたって疑問だったのが「わからないところがあったら質問はできる?」「質問して誰かが返事してくれる?」「独学で続けられる?」ということでした。
2019年1月から始めたAndrei Neagoieの講座では、discordというチャットサイトが別に用意されていて、そこで24時間誰かが常に質問したり答えたりしています。
そのdiscordコミュニティ(ZTM: Zero to Mastery)に登録している人が数万人いて、常時1,000人以上の人がアクティブにチャットを利用しているので、心強いと思いました。検索機能で過去の質問なども検索できますので、検索で解決できたことも多々ありました。
また、ティーチングアシスタントがいるので、UdemyのQ&Aコーナーで質問すれば、回答をもらうことができます。こちらもUdemy上で検索機能がありますので、他の人が同じような質問をしていれば参照することができます。
さらに、GitHubでオープンソースのプロジェクトも用意されているので、コミュニティでのプロジェクトに参加することもできます。
現在受講しているMaximillian Schwarzmullerの講座にもティーチングアシスタントがいて、UdemyのQ&Aコーナーで質問すればすぐに回答が来る仕組みになっています。
YouTubeやTwitterを持っている講師も多いので、そこで質問を受け付けている講師もいます。
それに加えて、Googleでの検索、StackOverflow等専用サイトでの検索、Qiitaのブログ記事、YouTube動画などを見たり読んだりすれば、かなり理解が深まると気づきました。
オンライン講座で独学、と聞くと「何事も一人で解決する」イメージがありますが、実際は色んな人と交流しながら学ぶことができるので、おすすめだと思います。
また、Udemyの場合は受講期限がなし・30日間返金無料なので気が楽だと思います。現時点では私のおすすめオンライン講座はUdemyです。
レビューが多くて、お試し動画で自分に合っていそうな講座を探せば、学習が続けやすいと思います。
アメリカなど多数の英語圏の大学が無料で授業を公開している
アメリカなどの英語圏の大学では無料で学べるオンライン講座が沢山あります。特に有名なのが、ハーバード大学のCS50(コンピューターサイエンス基礎講座)で、登録すれば宿題ありで修了証がもらえますし、YouTubeならマイペースで動画を見て学ぶことができます。
(実際に登録して受講した人に感想を聞いてみたところ、とても大変だったけどやりがいがあったそうです。楽しくコンピューターサイエンスの基礎について理解できたそうです。)
これからはクオリティの高い授業が無料で受けられる時代が来そうです。
プログラミング学習本で学ぶのはおすすめ?
プログラミングの本についてですが、私の場合は補足・参考資料として使用することが多いです。以前はカフェなどで読んだりしていたのですが、やはり手を動かすことが最高の学習なので、今は言葉の定義を再確認する時や、リファレンスとしての使用が多くなりました。
本の場合、正誤表をあらかじめチェックしておくことと、購入前に改訂版の最新版かどうかのチェックが大切だと思います。
おすすめ本についてはAbout(自己紹介ページ)でご紹介しています。